長い時を過ごしてきた大仏に思いを馳せる
奈良の観光スポットとしてもっとも有名な場所が東大寺です。
寺の名前に覚えがなくとも、「奈良の大仏」と聞けばピンとくるのではないでしょうか?
この大仏の正式名称は廬舎那仏(るしゃなぶつ)で、
東大寺仏殿の本尊として奉られています。
745年に聖武天皇によって制作がはじまり、
752年に魂を入れる儀式・開眼供養会(かいがんくようえ)が行われました。
とはいえ、相次ぐ補修のおかげで当時の部分はほとんど残っておらず、
台座や指の一部、腹など、ごく僅かだそうです。
それでも、1000年以上もの時を越えて残っているのですから凄いことですよね。
奈良に行ったのならぜひ訪れるべき観光スポットでしょう。
ちなみにこの大仏を制作するにあたり、
工事に関わった人数はのべ260万人。
費用は大仏殿と合わせて約4657億だそうです。
時間の流れによる劣化以外にも補修の理由があり、
それは2度の戦火によるもの。
1回目では伽藍の主要部を焼失したものの、
俊乗房重源(しゅんじょうぼうちょうげん)という名の僧の働きもあってすぐさま再興。
しかし2回目では時代背景の違いもあり、
復興がなかなか進まず仮堂も大風で倒壊する有様。
ようやく再興されたのは124年も後のことでした。
観光した際には、この点に思いを馳せてみるのも良いかもしれませんね。